【3日目 8月20日(土)】

トラックで楽器を運びますいつも通り宿で朝食を摂った後、9時にそれぞれ練習場所(昨日の図書館)に集まった。
1時間の集中した練習の後、楽器をトラックに積み込んで、12時半に着替えて宿の1階に集合という連絡があって解散。
トラックの運ちゃん(※)が片手で軽々チューバを抱えていたのが印象的でした。
(※:本当はこんな呼び方してはいけないのですが、この段階ではあえてそう呼ばせていただきます。知らなかったし…)

バイクがいっぱい図書館を出ると、聖クヌード教会前の道路にたくさんの人とバイクが!!! 見てる間にもその数はどんどん増えていく。今日は何のお祭りなの?! 
バイクはどれを見ても大事に手入れされてピカピカしている。私は詳しくないので全然わからないけれど、見る人が見たら多分どれも有名だったり、彼ら自慢のものなのだろう。もし傷なんかつけた日にはこのちょっと怖そうなお兄さん達にどれだけしばかれる事やら…。

お外でパフォーマンス中バイクと人の多さに圧倒されながら信号を渡ると、どこからかドラムロールが聞こえてきた。音楽をやっている者の性というか、そういう音が聞こえてくるとうずうずしてしまう。音を頼りに行ってみると地元音楽学校の生徒達が路上演奏を始めた。曲は、日本でもよく演奏されるジャズ。でも日本の中高生によく見られるパキっと立ってバシっと止まって完璧なリズムで!という感じの演奏ではなかったように思うけれど、それでも外国でも子供がこういう活動をしているのを見るのは嬉しかった(いや、そもそも外国が先なんだけど…)。

メインストリートも人で溢れかえっている。象の噴水の前では街の人達がバイオリンと歌とでダンスを始めた。老若男女問わず、最初は見ていただけの人も加わって、全員で二重の輪になってポルカを踊る。学校で習うとかではなく小さい頃から大人が踊っているのを見たり教わったりして知っているという感じだった。知らない人ともすぐに仲良くなれちゃうのがいいなぁと思う。
バイオリンを演奏する人々さすがヨーロッパです。

宿に戻って、時間が無いので着替えながらの昼食。昨日から目をつけていたパン屋で買ったイチゴが乗っかっているデニッシュが本当に美味だった!
色々あって少し遅れて出発。今までスニーカーだったからわからなかったけど、石畳って見た目はいいけど歩きにくい!細いヒールだとズボズボはまってしまう。仕方なく爪先立ちで歩いた。

コンサートホールはオーデンセ交響楽団の本拠地ということもあって、四角くて1600人入るらしい(奏者の後ろまで席があった)本格的なホールだ。
記念すべき船吹の世界デビューです。
コンサートホールの様子

その後は自由行動。
一旦宿に戻って着替え、お留守番組にお土産選び。アンデルセンの生家の前にあった、モビールやTシャツなどアンデルセンものが売っているお店で買い物を済ませる。店の前で撮った写真のシャッターは、同じく外国人観光客のおじさんが押してくれた。
流れでアンデルセン博物館に入る(初めそこが博物館だとわからなかった・・・)。
すみっこに膝を抱えて座っていたマッチ売りの少女が、暗闇でボワーっと点滅していたのが怖かった。世界のアンデルセン童話を集めた本棚の中に日本の絵本も数多くあった。アンデルセン作とされる切絵が、かわいいものもあるのにグロテスクなものもあって彼の二面性をうかがわせた。家族3人が住むには狭すぎる部屋にも入った。イーエスコウ城の日本語版パンフレットがあって、日本との関係の深さを知った。
裏の方に記帳用のノートを発見。「せっかくだから記念にこのページ丸々船吹のページにしちゃおう!」とClaのSさんが書き込み、その場にいた人達が後に続いてサインした。最終的にどんな風になったかはわからないけれど、異国に素敵(?)な足跡を残せたと思う。
船吹のページ。

博物館を出てメインストリートを歩く。土曜の夕方、店はそろそろ閉まり始めていた。
昼間音楽学校の生徒が演奏していた辺り、市庁舎前広場の裸像の前で、ブラックジョークをさらすおじさんを発見。酔っ払いのタチの悪さは世界共通? 

夕食はこんな感じ夕食はオープンカフェで食べたが、そこのメニューが全部デンマーク語!(デンマークに来ているんだから当然なんだけど)ビールすらどれなのかわからない。頭を寄せ合って解読しようとしたら、悩んでいるのをわかってくれたようで、ウェイターのお兄さん(うわ〜やっぱりかっこいい。金髪碧眼に弱い日本人…汗)が英語で説明してくれて、なんとかオーダーできた。(…が、またサーモン/クリーミー系を頼んでしまい、クリーミーな味付け&サーモン地獄にはまる。)
カルーアミルク(そこのメニューでは確かロシアンミルク)はカルーアがものすごく濃くて喉にピリっときた。ペットボトルの水で割ったら幾分飲みやすくなったけど、アルコール量としては同じなので一気に酔った。私の知っている日本のカルーアミルクは随分薄くしてあるんだなと思った。

はしゃぐ酔っ払いたち帰り、王立公園の中央部にあった茶色いポコポコ(確か9つくらいあった)が“喋る”という話を思い出し、どうやったら喋るんだろうとClaのお姉様方3人と、ポコポコの上を軽くジャンプ!すると噂通りどこからか喋り声が聞こえるではありませんか! 当然「衝撃を与える→鳴る(喋る)」という式が酔っ払い4名の中には成り立ってしまい、もう一度声を聞くべく4人で必死にジャンプA!
…ところがその姿を、食事が終わって宿に戻る途中の他のメンバーに見られてしまった…!! S夫人に「これ一定の時間置きに鳴るらしいわね」と教わり、さっきの式は間違いであることがわかり、恥ずかしさとおかしさと酔いのせいで4人で大爆笑。
子供みたいにはしゃいじゃったよいい大人が…。酒の力は恐ろしいですね…。

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